競技動作の得手不得手(バレーボールの場合) 2015.5.9
この記事は埼玉県さいたま市のインソール作製施設「Plus-R」のブログを
転載したものです。
東京都府中市よりお越しの○さん。
全国大会出場レベルのバレーボールプレーヤーの○さんは
特段どこに痛みがあるわけでもないけれど、ちょっとプレー中にストレスを
感じることがあって・・・とのことで、以前当院でインソールを作製した
バレーボール繋がりの知人からの紹介での来院です。
プレー中、何にストレスを感じるのかというと「ジャンプ動作」
特にブロックで跳ぶ時にストレスを感じるそうです。
バレーボールをやっている人が、ジャンプでストレスを感じるというのは・・・^^;
では具体的にどのようにストレスを感じるのか伺ったところ、
「跳ぶ時に上手に跳べる方向と跳ぶのがなんかしっくりこない方向がある」
と感じているそうです。
もっと言うと
「右方向に跳ぶのは良いのだけれど、左方向に跳ぶのが苦手」
とのことです。
いつものブログの内容ですとここで
足のサイズやら靴やらインソールなんかの話になるのですが、
ちょっと趣向を変えて、今回は足そのものにフォーカスを合わせたいと思います。
まずはこちらが○さんの足の検査画像のひとつです。
足の裏から見ているので画面左が右足。画面右が左足となります。
ここで何がわかるかというと
足のゆびの付きが悪い(浮きゆび)ので、ジャンプ動作の時にゆびが効率よく使えない。
ということに加え、
左足の土踏まず外側~小ゆびが接地していないので左足だけで考えると
重心は内側にかかっている。
これを足全体で考えると、右足方向に重心がかかっているということになります。
実際にみなさんもこのような接地の仕方をしてみて、
右と左、どちらに飛びやすいかを試してみるとわかりやすいと思いますが、
○さんの接地の仕方では
「右方向に跳ぶのは良いのだけれど、左方向に跳ぶのが苦手」
といった得手不得手があって当然の接地状況です。
そういったことをまず説明させて頂き、
この評価の結果を考慮したインソールを作製しました。
インソール作製後は左方向に跳ぶのもかなり跳びやしくなったと
仰っていただけました。
あ、ちなみに下の写真はインソール使用後1.5ヶ月の画像です。
使用前に比べて足のゆびが着くようになって、
左足外側も接地するようになってきました。
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Plus-R
住所:埼玉県さいたま市西区宝来2224-1
電話:048-671-1515
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※疾患名等は医師の診断によるものです。また、当施設ではそれらに対して治療するものではありません