靴にも使用期限がある。加水分解って知っていますか?
これは埼玉県さいたま市のインソール作製施設「Plus-R」のブログです。
埼玉県さいたま市浦和区よりお越しのUさん。
Plus-Rのインソールを10年ほど愛用してくださっていて
今までに10足以上のインソールを作製しています。
そんなUさんが
「5~6年前に室内トレーニング用で買った靴が久しぶりに出てきたんだけど
サイズも合っているし、靴もとてもきれいだから
この靴にもインソールを作って欲しい」
と1足の靴をお持ちくださいました。
靴を見させていただくと
サイズも形状もUさんにピッタリ合っているものでしたし、
使用頻度も多くなく、室内履きであったせいもあり
確かにとてもきれいな靴でした。
ぱっと見の外見だけ見るとまるっきり問題なかったのですが、
よーく見ると…
私なりに思うところがあり、
そのあたりをUさんにきちんと説明させていただき、
「今回はインソールの作製をやめたほうが良いですよ」
とお話させていただきました。
Uさんも十分納得ししていただけたようで、
その靴はPlus-Rのインソール無しで室内履きとして履くことにし、
室内トレーニング用の靴を新たに用意して
その靴にインソールの作製と靴の補正を行うPlus-Rフィッティングを
行うことにしました。
なんてことがあって3週間。
室内トレーニング用の新しい靴を持ってきてくれたUさんから
予想通りの一言が。
「この間持ってきて先生にやめたほうが良いですよって言われた靴。
先生の予想通りダメになっちゃいました」
と。
だめになったその靴がこちら。
靴の本体とアウトソールがきれいに剥がれてしまっています。
室内をランニングしている時、なんの前触れもなく突然
ベロン
と剥がれたそうです。
これは
「加水分解」
という、ようは
「経年劣化」
の一種です。
アウトソールにもいろいろ種類がありますが
なかでも
ポリエステル系
のアウトソールは加水分解しやすいです。
そして加水分解は生産後5~7年で発生しやすく、
日本のような高温多湿な地域はより発生しやすいんです。
最初Uさんに靴を見せていただいた時、すでに
加水分解の兆候が見えていて、それらを考慮すると
この靴にインソールを入れても靴自体が長持ちせず、
せっかくお金をかけて作ったインソールがすぐに無駄になってしまう。
そう思ってインソールの作製をお断りさせていただいたわけですが、
まさに思ったとおりでした。
靴を保管する上で大事なのは
「常温・低湿・空気の通りを適度に保つ」です。
そして新品だからいつまでもOKというわけではないんですよ!
Plus-R 代表 市塚
*全国対応可能*
【認知症の方向け。市販靴へのGPS端末埋め込み加工】
埼玉県さいたま市のオーダーメイドインソール作製/
カイロプラティック・整体・骨盤矯正:Plus-R
足と靴の情報サイト『いい足どっとcom』
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Plus-R
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カイロプラティック・整体・骨盤矯正
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※疾患名等は医師の診断によるものです。また、当施設ではそれらに対して治療するものではありません。