足底腱膜炎ってなに?
足底腱膜炎とは土踏まずや土踏まずと踵の脂肪体の間などが痛むもののことを言います。
厳密には足底腱膜炎と足底腱膜付着部炎とにわかれますが、それらが区別されないことが多いです。
程度によっては踵骨棘といって、かかとの骨に棘ができます。
足底腱膜炎による踵骨棘のレントゲン画像例
まずはこれが通常の踵骨(=かかとの骨)です。
下の写真では踵骨棘といって、踵骨に出来た棘状の部分が矢印部分に確認できます。
なんで足底腱膜炎になっちゃうんだろう?
生活環境・履いている靴の構造・スポーツをやっているのなら競技特性などやオーバーユースシンドローム(使いすぎ)などと原因は多岐にわたりますが、大きな靴を履いていると痛みが出る一因ともなります。
大きな靴を履くとなんで痛くなるの?
大きな靴を履いていると靴が脱げやすくなるので、それを防ぐために足のゆびをグー方向に曲げます。その状態が長く続くということは、足のゆびを曲げるための筋肉がずっと力が入り続けているということになります。
足のゆびを曲げるための筋肉は足の裏にあるため、その部分が常に力が入っていることで土踏まず部分が痛くなったり、それらの筋肉の収縮力により踵骨棘が出来る要因となります。
大きな靴を履くと脱げないようにグーにする |
そうすると足底筋が収縮して踵の骨が引っ張られる |
ではどうすればいいの?
テーピングやサポーターなどが有用な場合もありますが、根本的な原因が解決されない限り、それらはその場しのぎのものにしかなりえません。
まずは専門家に詳しく足の計測をしてもらい、自分の足の適正サイズを知ることが大切です。
そして、しっかりと合ったサイズの靴を履き、ゆびが自然に地面につく加工、また、アーチ部のサポートが施されたインソールなどが有用となることが多いです。