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競技用スパイクのこと

スパイクについて(サッカーを例に)。はじめに。。。

今回はサッカーを例に、スパイクのお話ですが、例えば元読売ジャイアンツの高橋尚成投手は’10のオフのトレーニングで、アシックス社製のサッカースパイクを履いて野球のトレーニングをしていたりするので、知識として他の競技でも役に立つ部分はあると思います。

サッカーのスパイクにもasics・mizuno・adidas・Nike・PUMA・DIADORA・UMBRO・・・と様々なメーカーがあり、そのそれぞれが独自の技術で特色を持たせています。
個々のメーカーのことについて調べるとキリがないのでここは「足を預かる専門家」としてスパイクに関する考えを独断と偏見で述べていきますね。

スタッドの形状。

スパイクの裏についているスタッドの形状。
メーカーによる違いもあれば、同じメーカーでもシリーズによる違いなどもあります。

サッカースパイク サッカースパイク

①の写真は真ん中がアシックス社製で両脇がミズノ社製です。
スタッドの形状は真ん中と右が丸いポイントで、
一番左が異形状(ブレード。カタナなんて言う方もいます)の細いスタッドです。
この様にメーカーの違いもあれば②の写真のように、同じメーカーでも形状が違うものもあります。
ちなみに②は、ミズノ社製のMORELIAの型番違いです。

どっちのスタッド形状を選ぶ??

では、このスタッドの形状の違いでどちらを選べばいいのかというと・・・
一般的には、ポイントは滑りやすいとかブレードはグリップが良いとか言いますが、プレーする環境や、履く人の運動量・ポジションなどによって大きく変わってきます。
ではどうすればいいのかと言うと
「きっちりとカウンセリングをしてアドバイスをしてくれる人に相談する」
これが一番です。まず自分のプレー環境やプレースタイルがどうなのかをよく理解し、それを相談してアドバイスをもらい、そして購入するというのが良いでしょう。

大事なことは!!

当たり前ですが当施設ではそういったアドバイスはさせて頂いています♪
けっして中村憲剛が履いているからとか小野伸二がタイアップしているからとかではなく、あくまでも自分にあったものを選ぶ。これが大事です。

スタッドの位置について。

例えば、同じポイント形状のスタッドでも・・・
左の写真のスパイクの一番後ろのスタッドの位置と、右の写真のスパイクの一番後ろのスタッドの位置。微妙に違いがあるのがわかるでしょうか?

サッカースパイク サッカースパイク

上の黒いスパイクのスタッドの位置は後ろ寄り(かかと寄り)。白いスパイクの方が若干前寄り(つま先寄り)にあります。
ここでどう行った違いが出てくるかというと、かかとを着いた時に地面から伝わってくる衝撃(反力)が黒に比べて白いスパイクのほうが強くなります。
なぜかというと、スタッドの位置が前寄りになると、スパイクを履いて立った時にスタッドの真上にかかとの中心が乗るため、衝撃がまっすぐ上に抜けやすいからです。
対して黒いスパイクのスタッドは若干後ろ寄りにあるため、スタッドの真上にかかとの中心が乗らないため反力はまっすぐ上に抜けにくいです。

ここでどういったことがわかるかというと、白は反力が上に抜けやすいから
ひざ・股関節・腰など、荷重関節(体重がかかる関節)に対してストレスを与えやすいため、そういった箇所に故障を抱えている選手はできれば避けたい種類であるということがわかります。
ただ、白いスパイクの方がプレー中、後ろに体重がかかったときに転倒しにくいなどのメリットも有ります。
ここでもスタッドの形状同様ポジションや故障箇所などを加味した選択の個人差が出てきます。
このスタッドに関しては突き詰めていくとキリがないくらいで、スタッドと足首の捻挫の関連性を調べて学会発表をされていたりもします。
(※2006.第19回日本靴医学会.奈良県立医科大学笠次ら)

アッパー(つま先から足の甲を覆う部分)。

アッパーの生地はメッシュ・人工皮革・カーフ(牛皮)・カンガルーなどありますが、やはり種類がいろいろあるからには、それぞれ理由があります。

単純に言うとスニーカーとランニングシューズでは「運動をする」と「運動をしない」といった利用目的が違います。
運動をする前提で作られたランニングシューズのアッパーを人工皮革で覆ってしまうと運動時に重さがネックになり蒸れます。
ですからそういった靴にはメッシュが用いられます。

例えばサッカーシューズで多く使われるのがカンガルーですが、世界に目を向けると、これは「日本だからこそ受け入れられやすい」
という傾向があるようです。
どういう事かというと、カンガルーは足なじみが良く柔らかいと言うのがウリですが反面、水を含むと重くなり伸びやすい。というデメリットもあります。
ヨーロッパサッカーではゲーム前にグランドに水を撒いてボールの走りを良くさせ、ゲームのスピード感を増すような事をしているようです。
しかし、そういったピッチコンディションだとどうしてもカンガルーは不向きとなり、カンガルーとともに海をわたった中村俊輔選手も人工皮革に変えたようです。

同じスパイクでもラグビーのスパイクでは、コンタクトプレーや横方向の動きが激しいからサッカーよりも革が更に伸びやすいので人工皮革が主流です。
※おまけに言うと、サッカーのスタッドはかかとに4つ。ラグビーのスタッドはかかとに2つ。アメリカンフットボールではかかとに5つなんてのもあり、競技特性により違いが出てきます。
この様に、アッパーの生地の違いもいろいろあるので、プレースタイルや環境によって上手に使い分け、ベストな選択をしたいですね。

靴底・シャンク

靴は1本の生地を削って削って・・・そして完成するという訳ではなく、インソール・ミッドソール・アウトソール・アッパー・カウンター・シャンク・月形・調整具・・・
と様々な部品を組み合わせて最終的に完成します。
そういった多くの部品をあわせて靴にするんですから、それぞれの部品にはそれぞれの役割があるということで、そこの役割も部品の強度や純度によって大きく変わってきます。
そんな前置きで今回取り上げるのは靴の底のこと。
今回もミズノ社製のモレリアを例にしたいと思います。

サッカースパイクこの様に同じモレリアの型番違い。
しかし、この型番違いというのが靴の違いにもなります。
モレリアの靴の中のつま先側とかかと側のスタッドの間
(ちょうど土踏まずに当たる部分)をギュ~ッと押してみると

Aサッカースパイク Bサッカースパイク

片方のモレリアはこの様に沈まない(靴底がたわまない)のに対し「=A」
もう一方のモレリアは沈みこみます(靴底がたわむ)。「=B」
ここでどういった差が出てくるのかというと、歩行中や走行中において下記のように足の形がなったときに・・・
Aは靴底がたわまない(=靴が変形しない)から疲れにくい。
対してBは靴底がたわむ(=靴が変形する)から疲れやすい。などといった特徴があります。
しっかりとした靴よりフニャフニャの靴のほうが疲れそうだと思いませんか?
さらにBは変形する=長さが変わるので適正サイズを履かないと靴ズレするなどのリスクも出てきます。
※こういった場合、当施設では靴の加工も行います。

スパイクについて(サッカー)。まとめ。。。

では、まとめとして何が言いたいのかというと・・・スタッドの形状でも述べたように
けっして浦和レッズの○○が履いているからとか、サッカー日本代表の□□が履いているからとかではなく、あくまでも自分にあったものを選ぶ。これが本当に大切なんです。

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